シュローダー家の男木島に引っ越したわけ

「どうして移住先に男木島を選ぶのか?」というのはよく聞かれる質問でもあります。
そんなわけで、男木島に引っ越してきたご家族の話を聞いてみることにしました。
インタビュアーはJunco Stuart さん。第2回は、2019年3月にアメリカのロサンゼルスから男木島に引っ越したご家族、シュローダー家のお話です。

シュローダー家が男木島を選んだわけ

男木島を選んだ最大の理由は、コミュニティーの雰囲気がとても良く、素晴らしいコミュニティのサポートが得られたからです。

家に帰ってきたら玄関先に野菜が置いてあったこともありますし、私たちは日本語をまだ話せないので、コミュニティの中に英語が話せて、私たちの日本での生活を支えてくださる人々がいたことも大きいです。

アメリカでは、人に会うのに、まず予定を確認して約束する必要がありますが、こちらでは、別に予定をしていなくてもお互いの家を行き来できるのも気に入っています。

5年くらいロサンゼルスから引越ししようと考えていましたが、日本に住むのは文化的に学べることがあり、また男木島は夫の仕事に関係するWordPress(ワードプレス)のコミュニティに携わっている人がいて、日本語をまだ話せない私たちには、一歩が踏み出しやすかったです。

引っ越し当日。男木島に着いたシュローダー家。(Photo by.Junko Nukaga)

生活面では、自給自足か、それに近い生活ができるのも良いと思いました。魚を釣ったり、家庭菜園で野菜や果物を育てたり、もし自分で作ることができなくても、周りの漁師さんや農園から購入することができる、食生活を島だけで完結できる可能性があるというのも、魅力的でした。

また、移住を決めた最大の理由ではありませんが、他にも良い点はいくつかあります。私の住んでいたロサンゼルスでは、例えばスーパーに行くにも車を使っていましたが、ここではどこへでも歩いて行けるのも良い点です。

アメリカでの生活費は、車2台分の維持費にローン、他には家の賃貸費用だけで月に22万円はかかっていましたが、男木島に住むことでそれらの費用がぐっと抑えられるので、将来的には日本から旅行に出かけられたらいいなとも思っています。高松には国際空港があるのも魅力的だと思いました。

あとは、4歳の娘がいるので、今後のことを考えて、小学校のことも考えました。少人数で、教職員の数が多いのは娘にとって良いと思いす。また、高松市の一部であり、教材なども大都市で使用されるものと同等のものなので、島に住んだからといって教育が遅れることはないと思いました。

男木島に住み始めて4ヶ月経ちましたが、ここでの生活がとても気に入っています。