「男木島の特産品をつくろうプロジェクト」イベント第1弾を開催しました

毎年多くの観光客が訪れ、いま需要が高まっているのが「男木島の土産物」。今後も男木島に住みたい、関わりたいと思ってくれる人をさらに増やしていくためにも、そのきっかけとなり得る「男木島の特産品」を、島外の方々をお呼びして一緒につくっていく試みを始めました。

名付けて、「男木島の特産品をつくろうプロジェクト」。2022年12月3-4日、その第1回となるイベントを開催しました。

12月3日 17:00 – 21:00

1日目、男木島に宿泊するメンバーが島のコワーキングスペース「鍬と本」に集まりました。

まずは、本プロジェクトのアドバイザーであり、四国の地域ブランディングコンサルタント・映画監督としてご活躍されている香西志帆さんによる、地域ブランドの基本を学ぶ講義です。

地域の交流人口・定住人口を増やしていく過程で特産品がそのきっかけとなり得ることや、買い手に高い価値を感じてもらえる商品をつくる上で検討すべきこと、コンセプト設計などについて事例を交えながら学びました。

講義のあとは、お楽しみの交流会を兼ねたバーベキュー。

島の古民家ゲストハウス「ゆくる」にて、炭火を囲みながら参加者同士、仲を深めました。

12月4日 9:00 – 15:00

4日は男木島図書館が会場となり、県外または市内からご来島いただいた方、オンラインで参加された方、講師、スタッフ含めて総勢約20名の参加者が集まりました。

初めて来島したという方もいれば、何度か男木島を訪れたことがある方や10数年ぶりに再訪された方もいらっしゃいました。

午前中はまず代表の福井から、男木島小中学校再開の話をはじめ島民の仕事や暮らしなど、男木島についての講義がありました。

続いてANA総合研究所の森さんより、地域創生としてANAが取り組んでいる産直空輸やアグリ・スマートシティの話をしていただきました。飛行機とICTを使い、地方で農業をして暮らしながら都会の仕事を両立させる「アグリ・スマートシティ」は、男木島にはリモートで仕事をして暮らしている移住者が多いため、特に興味深い内容でした。

そして、昨日に引き続きシェアリング・エコノミー協会の香西志帆さんよりブランディングやコンセプトメイキングなど、特産品開発のために必要なメソッドについて講義をしていただきました。今回もギュッと詰まった大変学びの多い内容でした。

講義終了後は、男木島がどのような島かを知っていただくために島内散策をしました。時間に限りがあり灯台までは行けなかったのですが、入り組んだ坂道を歩きながら、瀬戸内国際芸術祭のアート作品や観光スポットをまわりました。

散策後はランチタイムに合わせて男木島の食材を使った試食会を行いました。

テーブルには鯛めし、カレー、魚のコンフィ、ピザ、男木味噌汁、パンなどがずらりと並び、豪華な試食会となりました。

どの料理も美味しいと大好評で、ほぼ完食という結果となりました。

島民が数名加わり、懇談や自己紹介などを行い交流を深める事ができました。

午後は3つのチームに分かれ、アイデア出しを行いました。

皆さん熱心に情報集めや意見交換をしていました。

最後にまとめと宿題が出され、今回のワークショップは終了しました。

終始、和気藹々と楽しくいい雰囲気で第1回目のワークショップを終える事ができました!

皆さま、大変有難うございました。

次回は16日オンラインとなります。

どんなアイデアが集まるか楽しみです!